Microsoft Office製品のスキルを証明する資格に、「MOS試験（マイクロソフト オフィス スペシャリスト）」と「VBAエキスパート」があります。これらはWordやExcel、Accessなどの操作スキルや自動化の知識を身につけることで、就職やキャリアアップに役立つ資格です。

しかし、それぞれの資格には異なる目的や特徴があり、受験する方の目標によって選択すべき試験が異なります。
この記事では、MOS試験とVBAエキスパート、二つの試験を比較して、その違いをわかりやすく解説します。受験する資格を選ぶ際に、ぜひ役立ててください！

試験の概要

試験の違いを解説する前に、それぞれの試験の概要についてお話しします。

MOS試験とは

MOS試験は、Microsoft Office製品の基本操作スキルを証明するための資格です。
Word、Excel、PowerPoint、Accessなど、各製品ごとに試験が用意されており、それぞれのアプリケーションをどの程度使いこなせるかが問われます。試験には以下のような特徴があります。

• レベル別試験
  MOS試験には「一般レベル」と「上級レベル（エキスパート）」の2つの難易度があります。一般レベルでは基本的な機能の操作が主に出題され、上級レベルではより高度な活用方法が問われます。
• 実践型試験
  試験では、実際のOffice製品を操作して課題を解決する形式が採用されており、試験内容は実務に直結しています。例えば、Excelでは関数を使ったデータ計算やグラフ作成、Wordでは文書のレイアウトや差し込み印刷の設定などが出題されます。

VBAエキスパートとは

VBAエキスパートは、ExcelやAccessを活用した業務効率化に必要なスキルを評価する資格です。
この試験は、マクロやVBA（Visual Basic for Applications）の知識を活用して、Office製品の操作を自動化する力を証明します。

• 対象製品と試験内容
  VBAエキスパートは「Excel VBA」と「Access VBA」の2つの分野に分かれ、それぞれの基礎スキルを問うベーシックレベルと、応用スキルを評価するスタンダードレベルがあります。ベーシックではマクロ記録や簡単なVBAコードの理解が必要とされ、スタンダードではデータの検索・並び替えやテーブルの操作など、複雑なデータ処理スキルが問われます。
• プログラミングスキルの証明
  この資格を取得することで、Office製品の高度な操作が可能であることを証明できます。特に、ExcelやAccessを活用した業務の効率化やデータ処理において、その能力が発揮されます。

どういう点に違いがあるか

では、以上の試験概要を踏まえて、実際にどういった違いがあるか見比べていきましょう。

試験の目的と対象スキルの違い

MOS試験とVBAエキスパートでは、それぞれ異なる目的や対象スキルが設定されています。

使用するIDの違い

MOS試験とVBAエキスパートは、どちらもオデッセイコミュニケーションズが運営する試験ですが、受験の際に必要なIDが異なります。

各試験で使用するIDについては、オデッセイコミュニケーションズのサイトにも詳しい説明があります。オデッセイコミュニケーションズの運営する試験を受験予定の方は、一度見ておくと安心だと思います。

＞オデッセイコミュニケーションズのサイトはこちら（別サイトに移動します）

まとめ：自分に合った資格を選ぼう

MOS試験とVBAエキスパートは、どちらもMicrosoft Office製品に関連する資格ですが、その目的や評価されるスキルが大きく異なります。
MOS試験は、Office製品を操作する基礎スキルを評価するため、業務の基本スキルを身につけたい方に最適です。
一方、VBAエキスパートは、VBAやマクロを活用した業務自動化や効率化スキルを証明する資格で、より専門性の高いスキルを求める方におすすめです。

自分のキャリアプランや必要とするスキルに応じて、最適な資格を選び、挑戦してみてください。資格取得は、自身の成長を促すだけでなく、新しいキャリアの扉を開くきっかけにもなります。どちらの試験もあなたのスキルを証明し、活用するための力強いサポートとなるでしょう。

仙台試験センターでは、MOS試験とVBAエキスパート、どちらの試験も取り扱っています。
平日も土日祝日も、試験日程を豊富にご用意していますので、受験希望の方はぜひ、仙台試験センターへお申し込みください。皆様のお越しをお待ちしています！

 

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